あいちゃんの元気日記

　「あいちゃん　びょういん　いやなの　おうちにかえりたいの〜」

　と泣き叫ぶあいちゃん。

　病院での生活が本当にイヤなんです。

　もっと入院した方が良いと考えているのは、先生も看護師さんもママもパパも同じなんですが・・・。

　先生と相談の結果、心配は残りますが明日検査した結果で、退院できることになりました。

　今は、添え木をしているのですが、明日血液検査と患部の腫れ具合を診て、ギブスをした上で、退院の見込みです。

　今夜も「おうちに　かえりたいの〜」と泣きながら大きな声を出していたあいちゃんですが・・・

　「どうする？　あと　いっかい　おとまりして　おうちにかえるか　さんかいも　よんかいも　おとまりするか　どうしよう？」

　と　あいちゃんに聞いてみました。

　すると、最初のうちは「かえりたいの〜」と叫んでいたあいちゃんも、少しずつ落ち着いて「いっかい　が　いいの」と言いました。

　「それじゃあ　いっかい　おとまりして　あした　かえろうね」とママが優しく言うと、「うん」と納得した様子です。

　本当は言われたことはしっかりと理解できるあいちゃんなのです。

　あいちゃん、もう少しがんばろうね。

　あいちゃん、大好きだよ。

　ママもよろしくお願いします。


　
　

　今日の夕方、あいちゃんが交通事故にあってしまいました。

　あいちゃんが道路の飛び出し、車にはねられてしまいました。

　左足、頚骨にひびが入り、ひこつが折れたとのこと。

　伊勢崎市民病院に入院して、約6週間の入院になりそうです。

　それでも、車にはねられて、他にはどこも怪我をしなかったあいちゃん。

　頭も打っていない様子です。

　みんなで言っています。

　「きっと、でっかいじぃが守ってくれたんだね」と。

　今日からママは病院にお泊りです。

　

　昨日は、来春入園を希望している地元の幼稚園で面接会がありました。

　あいちゃん、前日遅くまで起きていたので、朝は大変。

　やっとの思いで、おにぎりを食べて出かけていきましたが、幼稚園に行ってもはじめて会う人ばかりで緊張気味です。

　園服や帽子などの注文をするときにも、試着したがらずママは大弱り。

　何とかだましだまし着せて注文しました。

　その後の面接でも、先生から「おなまえおしえてくだい」を質問されると、おなまえだけは答えましたが、その後、風船やお花の大きさの質問には、とても面倒くさそうに答えていたあいちゃん。

　誰かに何かをやらされることが大嫌いなあいちゃんにとって、苦痛だったようです。

　かわいそうな気もしますが、仕方ありません。

　昨日はがんばりましたね。　あいちゃん。

　しばらく、日記をお休みしました。
　
　それは・・・

　あいちゃんの大好きな

　ママが小さいときから尊敬していた

　パパの飲み友達であり敬愛する

　でっかいじぃである安太郎さんが、10月10日に亡くなりました。

　97歳と3ヶ月という長命ではありましたが、家族にしてみるとそんなことは関係ありません。

　いつまでも元気でいて欲しかった。

　もっともっと、一緒に蕎麦や寿司を食べながら酒を飲みたかった。

　今、文章を書いていても涙が出てきます。

　あいちゃんは、そんなパパやママの姿を見て「だいじょうぶ？でっかいじぃは元気になって退院してくるよ」と言ってくれます。
　あいちゃんの優しい言葉にも涙が出てくるママとパパです。